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旅行とかギャンブルとか。。。

相良茉優さん(+α)の足跡を求めて

タイトルからもお察しの通り今回は女性声優の聖地巡礼

ここ1ヶ月くらいの間で相良茉優さんやその他女性声優が訪問した店、またアニメやゲームに登場した店等を何軒か行ってみたので、その時の話を書いてみる。

 

ちなみに相良茉優さんは本ブログにおいて度々名前が登場しているが、"ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会"等で活躍中の女性声優だ。

各地の美味しい店などを紹介していることも多いので、気になったらTwitterをチェックしてみて欲しい。

相良 茉優さん (@MayuSgr) / Twitter

 

①亀戸ぎょうざ 錦糸町店(11/1訪問)

亀戸ぎょうざ 錦糸町店 (かめいどぎょうざ) - 錦糸町/餃子 [食べログ] (tabelog.com)

最初はウインズ錦糸町西館の向かいに佇む餃子屋から。

ちょうど昼時の12:30頃、店に到着すると10人弱程度の列が出来ている。

食べログ等を見ると中々評価も高かったので、大行列でなかったことに一安心。

 

どのくらい並んだか正確には覚えていないが、恐らく10分か15分くらいで入店。

全席カウンターで、長居するような雰囲気でもないため回転は早い。

建物自体が古く、店内はお世辞にも綺麗とは言い難い。

ウインズの向かいという場所柄的に客層も良いとは言えず、やはり競馬ファンが多かった。

(ちなみにこの日は天皇賞当日だった。)

入店しての率直な感想として、この店に若手の女性声優が居たという事実に驚いた。

 

メニューはメインの餃子に加えて、チャーハン、ラーメン、焼きそばといった主食系、後は野菜炒め等のおつまみ系。

種類はそんなに多くない。

ここは当然、相良さんに倣って餃子とチャーハンを注文。

相良 茉優さんはTwitterを使っています 「餃子美味しかった♡ チャーハンも美味しかった♡ あとひと皿…あとひと皿だけ…って注文してたら結構食べちゃった笑 https://t.co/aboun0RNcS」 / Twitter

 

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チャーハンと餃子が到着。

餃子は複数皿まとめて注文できるが、提供は1皿ずつで、皿が空いたタイミングで焼いてくれる。

7月の小樽・青塚食堂にて敗北を喫している私にとって、チャーハン+餃子5皿は最低限のノルマ。

絶対に負けられないという強い意志で餃子に挑む。

 

結果的にはチャーハンと餃子5皿を完食。

ミニではなく通常サイズのチャーハンが意外と重い。

普段はあまり餃子の店に行くことが無いため他店との比較はできないが、出来立て熱々の餃子を頬張るのは中々良いものだった。

ちなみに後の生配信にて、相良さんはチャーハン半分をお持ち帰りしていたことが判明したため、対戦成績は1勝1敗の五分となった。

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門前仲町 三久(11/1訪問)

門前仲町 三久 (もんぜんなかちょうさんきゅう) - 門前仲町/もんじゃ焼き [食べログ] (tabelog.com)

こちらは亀戸ぎょうざと同じ日の夜に訪問。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会メンバーの1人、宮下愛の実家のモデルとなっているもんじゃ焼きの店だ。

アニメに登場したのはつい最近だが、スクスタには結構前から登場しており、訪問しているファンも多い様子。

 

もんじゃ焼きに関しても餃子と同じく他店との比較ができないが、こちらも美味。

名前を忘れてしまったが、メインのスペシャルもんじゃ的なのとねぎもんじゃが美味しかった。

もんじゃ以外にもお好み焼き、たこ焼き、その他炒め物等メニューが豊富。

(たこ焼きは作るのが難しい。)

是非再訪問したいところである。

 

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③元祖鮭鱒料理 割烹 金大亭(11/6訪問)

元祖鮭鱒料理 割烹 金大亭 (きんだいてい) - 石狩市その他/鍋(その他) [食べログ] (tabelog.com)

こちらは前田佳織里さんが出演する"古畑前田のえにし酒"という番組にて紹介された、北海道石狩市にある石狩鍋の店。

番組内でも女将さんが"行き止まりの街"と話したように、海と石狩川に挟まれた"石狩市の最果て"とでも言うべき場所に位置している。

車を走らせていくうちに"こんなところに本当に店があるのか"という不安を抱かさせるような場所だ。

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余談になるが、訪問したのはSaintSnow1stGIG札幌公演の前日。

皆考えることは大体同じで、到着するやいなやオタク1組と鉢合わせた。

やはりこの週末は他にも多くのオタクが訪問していた様子。

 

ここでも番組と同じく、値段で言うと3種類のうちの真ん中、"月コース"をいただく。

メインの石狩鍋の他にも焼き鮭やルイベ、いくら等、鮭料理9品のコース。

石狩鍋は鮭の切り身がゴロゴロと入っており想像していた以上に具沢山、とても豪華な1品だった。

 

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ちなみに通された部屋が番組で収録を行った部屋と同じだった。。。

『石狩鍋』発祥の地で著名人も愛する絶品鮭料理 - SCRAMBLE(スクランブル) (scrambleweb.jp)

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せっかくなので前田さんがTwitterに上げてた川沿いの場所にも。

 

前田 佳織里さんはTwitterを使っています 「おはようございます! 雪ーーーー!!!❄☃ 最高!!! 今日も1日頑張りましょう🌟 https://t.co/MXAOKiGFpg」 / Twitter

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④八仙(11/7訪問)

八仙 大通り店 - 西15丁目/ジンギスカン [食べログ] (tabelog.com)

こちらは相良さんが今年1月に北海道旅行の際に訪問したとされるジンギスカンの店。

七輪で焼く塩ジンギスカンが特徴的だ。

これまで北海道で色々なジンギスカンを食べてきたが、その中でもトップクラス。

個人的には函館の"ガングロ"かここか、そのくらい美味しかった。

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八仙の後はラーメン信玄のコンボを決める予定だったが、23時を過ぎているにも関わらず異常なほどの大行列で叶わず。。。

信玄はまた次の機会に。

 

⑤山元麺蔵(11/21訪問)

山元麺蔵 (やまもとめんぞう) - 東山/うどん [食べログ] (tabelog.com)

 

相良 茉優さんはTwitterを使っています 「京都帰った時に「山元麺蔵」さんに食べに行ったよ〜! ここのうどんコシがあって喉越しも良くて、1番好きなうどん⸜(*ˊᵕˋ* )⸝ 初めて食べた時うどんってこんなに美味しいの!?てなった!! 天ぷらも絶品で素材の味をしっかり感じつつ、サクサク食べれちゃう(*ˊᵕˋ*)♡ 京都に行った際はぜひ!! https://t.co/HfOw1AjCKT」 / Twitter

相良さんのTwitter等でも度々出てくる京都の超人気店。

現在は当日9時から電話で予約受付をしているが、とにかく繋がらない。

9時ちょうどから電話を掛け続け、繋がったのは9時半過ぎだった。

偶々うまく繋がって、10時の開店直後に予約を取れたから良かったものの、10時に店に到着した時には17時頃まで予約で一杯だったようなので恐ろしい。

 

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相良さんのオススメが"冷うどん"と"天ぷら"とのことなので、"土ごぼう天ざるうどん"を注文した。

うどんはコシが物凄く、モチモチの食感。

ラーメン二郎の麺固めを食べているかのような感覚。

天ぷらはサクサク、ゴボウをこんなに美味しいと感じたのは初めてだと思う。

ここも是非再訪問したいけれど、行くとなると旅程を入店時間に合わせるくらいの覚悟が必要なのがネック。

 

⑥伊藤久右衛門(11/21訪問)

伊藤久右衛門 祇園四条店 - 祇園四条/甘味処 [食べログ] (tabelog.com)

 

相良 茉優さんはTwitterを使っています 「#まゆち回答 17名の方から! Q京都でオススメの好きな食べ物、場所は?? A個人的におすすめなのは、 山元麺蔵(天ぷら、冷うどん) 伊藤久右衛門(かやくご飯、パフェ、チーズケーキ) 夢二カフェ五龍閣(豆乳パスタ、豆乳ドリンク) 場所は有名所いっぱいあるけど、 醍醐寺の桜とっても綺麗♡ https://t.co/wpLdS1uxsE」 / Twitter

うどんの後はデザート。

ということで、こちらも相良さんオススメのカフェ、"伊藤久右衛門"に入店。

到着したのが11時過ぎということもあり特に待たずに入ることが出来た。

ここでは抹茶パフェを注文。

運ばれてきたのは中々のボリューム。

パフェは見た目も重要なのでこのくらいのインパクトがあったほうが◎。

普段は甘いものを食べるほうではないけれど、京都に来たら必ず抹茶パフェは食べてしまう。

 

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よく見ると相良さんがTwitterに上げている写真と微妙に違うので、恐らく注文を間違えた。

この店は蕎麦も美味しいみたいなので、次の機会に併せてリベンジしたい。

 

⑦ラーメン横綱(11/21訪問)

ラーメン横綱 一乗寺店 - 茶山/ラーメン [食べログ] (tabelog.com)

 

相良 茉優さんはTwitterを使っています 「#まゆち回答 3名の方から! Q何味のラーメンが好きですか?? A塩やとんこつが好き! Q二郎系ラーメンは好きですか? A好きだよー!食べたくなる時あるよね(๑⃙⃘ˊ꒳​ˋ๑⃙) 12名の方から! Qオススメのラーメン屋さんは??京都では?? A麺魚、麺屋一燈、瑞山、一蘭、狼煙 京都だと横綱好き♡ https://t.co/3R77GO43nL」 / Twitter

こちらもTwitter等で度々登場する相良さんオススメのラーメン屋。

関西東海エリア中心のチェーン店だが、千葉県にも数店舗あったりする。

個人的にはこの類のラーメンが大好物で是非とも近所に欲しいところだ。

同じく京都ラーメンの魁力屋の"コク旨ラーメン"に少し近いかもしれない。

ネギ入れ放題なのもポイント。

 

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今回はここまで。

相良さんは頻繁に食べ物を上げてくれるため、中々聖地巡礼が追い付かない。。。

こうして楽しみを提供してくれることに感謝。

陸路のみで北海道へ(その2)

前回の続き。

9月8日(火)旅行2日目。

この日から"HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス"を使用開始。

使用するのは今回で2回目になるが、これだけの破格きっぷ、当然利用者が多かったようで、9月29日に予定枚数を売り切って発売終了となったようだ。

 

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明け方の函館駅

 

乗り放題ということで、朝一から早速移動開始。

函館6:02発の北斗1号で一路札幌へ。

始発な上に早朝でそんなに混んでないだろうということで、ここは指定席を温存。

思った通り、1両数人ほどの乗車率。

 

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以前、このブログで特急は指定席も自由席も設備は同じと書いた気がするが、北斗は指定席と自由席で座席が異なる場合がある。

北斗の車両は281系と261系の2種類。

このうち281系の方は指定席の方が少し良い座席になっている。

差があると言っても枕が付いているかどうか程度のものだが、函館~札幌間約4時間弱を乗り通すような場合は(疲労度的に)それなりの差が出てくるかも…。

ちなみにこの日乗ったのは261系だったので自由席でも全く問題なかった。

 

札幌到着後は10分乗り換えでライラックに乗車。

4年前まではスーパー白鳥として青函トンネルを駆け抜けていた車両で旭川へ。

スーパー白鳥時代には幾度となく乗った車両、走っている区間は違えど、こういった形で再開できるのは嬉しい。

そんな懐かしい思いに耽りながら、札幌から約1時間半ほどで旭川に到着。

 

旭川到着は11:25。

ここで更に乗り換えだが、乗継ぎ列車の時間まで1時間少しほど空いていたため昼食を取ることに。

駅から歩くこと10分少々、ラーメン屋"すがわら"に入店。

 

 

これまで意外と旭川は縁がなく、中々訪問できていなかったが、今回ようやく叶った。

(7月の際は旭川宿泊も時間が合わずに断念。)

旭川ラーメンというと醤油のイメージだが、ここは塩ラーメンがメイン。

あっさりとしていて、ダシの味がしっかりと感じられるスープ。

少し早い時間だったにも関わらず繁盛していたのも納得の味だ。

ちなみに知人の話によるとカレーも美味しいらしい。

 

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逢田梨香子さん…

 

旭川からは網走行きの大雪1号に乗車。

鉄道オタクが大好きな183系のためか、平日にも関わらず首からカメラを提げた人が目立つ。

旭川を出発して約50分ほど、上川駅を出ると列車は山岳区間に突入。

旧白滝村の中心部、白滝駅までほぼ無人地帯を走り抜けていく。

上川~白滝間にはかつて5つほど駅があったが、次々に廃駅となり今では1区間

この区間36.3kmは在来線の駅間距離としては日本一の長さとなっている。

 

旭川から約2時間、遠軽で下車。

函館からの合計乗車時間は約7時間半。

朝6時から行動したのに既に15時前、時間の経過が非常に早く感じる。

鉄道の旅はここで一旦区切り、レンタカーで紋別市を目指す。

 

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途中セコマ等寄りながら、紋別に着いたのは16時半頃。

前回(2019年4月)訪問時に寄れなかったオホーツクタワーに行こうと思ってたが、16時半の最終入館に数分ほど間に合わず、またもや断念。

(実際には30分ちょうどに自動ドア前に着いていたと思うのだが入館させて貰えず…)

仕方ないのでそのまま宿にチェックイン。

 

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入館できなかったオホーツクタワー

 

宿で少し休憩した後、夜の街"はまなす通り"へ繰り出す。

普段、旅行へ行っても居酒屋に入ることはあまりないが、今回紋別を訪れた理由の1つが"はまなす通り"だ。

紋別市は北海道東部オホーツク海に面した人口21,407人ほどの街。

国の機関がいくつか置かれており、地域の中心となる街ではあるものの、地理的には"辺境の地"と言えるだろう。

そんな"辺境の地"であるにも関わらず、この"はまなす通り"は中々の賑わいを見せている。

昨今、人口減少によって地方の繁華街は軒並み衰退している中、この規模の街でこれだけのネオンを輝かせているのは非常に珍しい。

個人的には地理的条件が不利な土地で人間の営みを感じるのが好きで、寂れた田舎町の繁華街なんかは激熱ポイント。

 

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たくさんの店が立ち並んでいる中から、ネット上で評判の良かった"居酒屋たき"に入店。

居酒屋たき - 紋別市その他/居酒屋 [食べログ]

(この店を紹介しているブログがいくつかあるので是非検索してみてほしい。)

口コミによると地元客で賑わっているとのことだが、少し時間が早かったためか、すんなりカウンター席に入ることが出来た。

この店はメニューが無く、目の前のガラスケースの中に並んでいる食材を注文するスタイル。

海に面した街ということで、やっぱり魚介類が最高だった。

刺身の盛り合わせや20~30cmくらいある鯛の塩焼き、焼いた貝なんかも出してもらった。

(刺身以外は写真を撮り忘れた。)

料理もさることながら、店主の人当たりがよく、旅先で飲むには最高の環境。

次に紋別を訪れる際も是非訪問したい店だ。

 

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この日の宿は"紋別プリンスホテル"。

紋別にはいくつか大型のホテルがあるが、選ぶ際には露天風呂が決め手となった。

施設自体は新しくなく、可もなく不可もなくといった印象。

紋別の他のホテルを知らないので比較はできないが、別に悪い選択肢とも思わない。

露天風呂は海は見えないが潮の香に包まれながら入浴できる。

 

今回の目的地の1つとも言える紋別市

以前に訪れた際にも感じたが、どことなく昔ながらの香漂う、雰囲気のある街だ。

上手く言葉で表現できないが、街並みそのものから"北国"を感じる。

今回も夕方着の翌朝発で滞在時間は長くなかったが、是非再訪したい街の1つとなった。

陸路のみで北海道へ

夏休みを利用して9月7日から4泊5日で北海道旅行へ行ってきた。

今年の夏休みは元々西へ行く予定を立てていたのだが、7月の北海道旅行でも利用したように12000円で道内6日間乗り放題、更には東京~新函館北斗の東北・北海道新幹線も"お先にトクだ値"で半額となれば利用せずにはいられない。

せっかくなので函館までは往復新幹線、道内は鉄道とレンタカーのみで、飛行機は一切使わない行程とした。

 

初日は"はやぶさ1号"で函館へ。

昨今の状況から空いているかなと思ったが、月曜朝1の速達型ということで、車内はそれなりの混雑。

3人席の真ん中以外はおおよそ埋まるような具合。

JR東日本の遠近分離が上手くいっているのか、下りはやぶさの場合は仙台で客の入れ替わりが少なく、東京で隣に座られると大抵盛岡以北まで一緒になる気がする。

夜の上りなんかは仙台からの乗車が多いような気がするのだが。

(※あくまで個人の感覚)

結局この日も新青森まで隣が埋まったままで、色々買い込んで乗車しなくて良かったなと。

 

新函館北斗で降りると、これまた大量の人。

駅構内がそこまで広くないので仕方ないところもあるが、それにしても人が多い。

売店にも長蛇の列ができている。

これは函館ライナーは満員電車を覚悟したが、新幹線を降りた人は殆ど札幌方面のホームへ移動していく。

思えば東京ではビジネス客で混雑していた新幹線車内だが、盛岡~新青森で入れ替わり、新函館北斗では観光客が大多数に変わっている。

服装的には大沼公園あたりが行き先だろうか。

混雑する対岸ホームを見ながらガラガラの函館ライナーに乗車した。

 

6日間乗り放題きっぷが購入した翌日からしか使用できないことから、この日は函館泊の行程。

函館着は11時半頃。

夜まで何もないので適当に函館市内を観光する。

時間も時間なのでまずは昼食。

 

函館といえば海産物をはじめラッピや塩ラーメン、焼鳥弁当にジンギスカンと食べるものには困らないイメージだが、ここ最近"イカ"を食べていなかった気がする。

ということで駅から近く食べログで評価の高かった"一花亭たびじ"に入店。

https://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010501/1008792/

当然、名物の"活いか踊り丼"を注文。

余談になるが"活イカ"と"朝イカ"は厳密には別物。

"活イカ"は獲れたイカを生簀に入れて保管したもの。

"朝イカ"は獲れたイカを生簀に入れずに保管したもの。

どちらもその日に獲れたイカだが、より新鮮なのは直前まで生きていた活イカのほう。

函館や下北半島ではイカの移動販売があるが、これで買えるのは朝イカで、活イカを買いたい場合は市場へ行くことになるらしい。

大した話ではないが豆知識。

 

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 ここで食べたのは"活イカ"。

やっぱりイカは鮮度の高いものに限る。

イカに限らず食べ物は鮮度が高い方が良いに決まっているが、イカは特に差が顕著な食べ物の1つだと思う。

身が透明で歯ごたえが良く、普段東京で食べるものとは全くの別物だ。

 

昼食の後は谷地頭温泉へ。

茶色く濁ったお湯はもちろん、地域密着の銭湯のような雰囲気も魅力的な、個人的に追いに入りの温泉だ。

まるでここだけ時間がゆっくりと流れているかのような、平日真っ昼間の温泉。

窓から眩しい光が降り注ぐなか、のんびりと浴槽に浸かる。

これほど贅沢なことがあるだろうか。

ある地域の"日常"の中に入り込むができる、これも平日に旅行する大きなメリットだ。

 

温泉を出ると15時前くらい。

まだ夕飯まで少し時間があることから、函館から2駅ほど列車に乗って七重浜駅へ。

周辺には青函フェリーのターミナルや洞爺丸慰霊碑なんかがあるこの駅だが、今回の目的地は駅から徒歩10分ほどのところにある"Aiba函館港町"。

平日の夕方で重賞もない日だったのでガラガラかなと思いきや、駐車場は車がびっしり、建物内も3密待ったなしの大盛況。

ここは毎日こんななのだろうか。

これもまた、ある地域の日常体験。

 

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ということで、500円ほど入れた10倍前後の単勝馬券を握りしめて観戦。

スタートを決めると手応え良く逃げていく。

直線では番手でマークしていた1番人気との叩き合いを制して抜け出す。

これは貰ったと勝利を確信したところ、外から飛んできた馬にゴール寸前で差されてしまった…。

まぁ競馬ってのはこんなものだろう。

無事"Aiba函館港町"の文字が入った馬券を持ち帰ることができた。

 

適当に競馬を楽しんだ後は函館駅へと戻って夕食。

この日はジンギスカンの"ガングロ"という店に入る。

https://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010501/1020988/

そこまで有名店という訳ではないのだが、この店のジンギスカンが今まで食べた中で一番美味しいと思う。

函館に行ったらほぼ必ず訪れている気がする。

 

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肉はアイスランド産、オーストラリア産、厚切りラムロール(産地不明)の3種類。

函館でアイスランド産のラム肉を食べられるのはこの店だけとか。

アイスランド産はあっさりとしていて、臭みも全くないのが特徴。

そしてもう1つ、岩塩を付けて食べるのがこの店の特徴だ。

ジンギスカンは一般的にタレで食べるイメージだが、この岩塩が物凄くマッチする。

函館を訪れた際は是非入ってみて欲しいオススメの店だ。

 

この後、ラッキーピエロ人見店でラーメンを食べる計画もあったが、それなりにジンギスカンを食べてしまったこと、そして何よりせっかくの平日であることから、函館山に行くことに。

休日ならばロープウェイ乗り場には長蛇の列が出来ているところだが、平日ということで待ち時間なし。

当然山の上も人が少なく、ゆっくりと夜景を満喫することが出来た。

 

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山から下りた後はラッキーピエロベイエリア本店に少し寄ってから宿へと戻り、この日の旅程が終了。

宿は函館駅直結の"JRイン函館"。

今年5月にオープンした真新しいホテルだ。

最上階には露天風呂付の大浴場もあって、函館の街を眺めながらの入浴が楽しめた。

そして部屋の窓から函館駅構内を一望することができ、鉄道オタク的には大満足。

今後の函館旅行でも積極的に利用したい。

 

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"JRイン函館"の部屋より

 

結局この日は朝4時半に家を出発して新幹線で約800kmを移動、函館で食べて競馬して夜景見ての充実した1日となった。

高山本線信号場巡り

世間はお盆休みの8月の3連休。

夏休みでもなかったため特別どこか行く予定を立てていなかった。

しかしながら、いざ近づいてくるとせっかくの3連休、しかも天気は良さそう。

こうなると出かけないのは勿体なく感じてしまう。

 

ということで連休数日前から行き先の検討を開始。

夏休みも控えているため、あまりお金を掛けずに、日帰りで手軽に出かけたい。

通常時ならば真っ先に思い浮かぶのが競馬場遠征だが、基本的に無観客開催。

盛岡は観客を入れており、更に交流重賞クラスターカップの開催があったが、クラスターカップが3連休最終日で交通手段は新幹線に限られること、またどうせ行くならば泊まりでと、中々大掛かりになりそうだったため今回は却下。

 

次に挙がった候補が2つ。

1つは弥彦競輪場

競馬場がダメならば競輪場に行けばいいじゃないかという考え。

弥彦競輪は唯一の村営公営競技ということで1度行ってみたかった。

ちょうど本場開催があって距離も適当。

ふらっと行くには良さそうだ。

 

もう1つは迷った時の信号場巡り。

Wikipediaの信号場一覧を眺めてて目についたのは高山本線

全部で4ヶ所と手軽な上に、4ヶ所全てが下呂以南と日帰りでも問題なく周れそう。

 

少し迷ったが、先月北海道に行ったことで(?)信号場巡りの気運が高まっていたことと、信号場ならば同行者がいるということで高山本線信号場巡りに決定。

 

当日。

日帰りなので早めに現地入りしたく、午前3時に東京を出発、新東名を西へ。

連休初日だったが高速道路の混雑はなく、おおよそ予定通り9時頃に岐阜県に入る。

東海環状道美濃加茂ICで高速を降り、高山本線沿いに北上、4つある信号場を南側から順番に巡っていく。

 

1ヶ所目が上麻生~白川口間の"飛水峡信号場"。

その名の通り、飛水峡という峡谷に面した立地。

初めて訪問した信号場が石勝線だったことからか、何となく信号場というと僻地なイメージを持っているが、その観点だとここが最も"信号場らしい"と感じた。

高山本線と国道は並行して走っているが、間には飛騨川の峡谷を挟んでおり、国道からアプローチするには高山本線沿いの細い道を通る。

まずは上麻生側からのアプローチを試みるが、途中工事中のため行き止まり。

引き返し、国道で信号場の対岸を通過、今度は白川口側からアプローチ。

こちら側の道路は特に問題なく、飛水峡信号場に辿り着くことができた

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見学中タイミング良きにワイドビューひだが通過。

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階段の上が信号場。
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見通しが良く両方向とも分岐器を臨むことができる。

 

2ヶ所目は白川口~下油井間の"鷲原信号場"。

こちらは国道に面しており、すぐ横に道の駅があることから手軽に訪問することが可能だ。

信号場内の下油井側に踏切があり、そこから場内の様子を伺うことが出来る。

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下油井側(画像左)は見通しが良く分岐器も確認できるが、白川口側(画像右)はカーブになっており信号場の端は見えなかった。

 

3ヶ所目は飛騨金山~焼石間の"福来信号場"。

こちらは地形的には特に問題ないが、集落の中にあることから少し気を使った。

ここも信号場内に踏切があり、そこから場内を見学することができる。

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車の駐車場所に戸惑っているうちに特急と普通列車が行き違い。
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飛騨金山側(画像左)と焼石側(画像右)。

 

信号場巡りのトリを飾る4ヶ所目が焼石~下呂間の"少ヶ野信号場"。

下呂市街地の南側外れあたり、下呂駅からおおよそ2km程度の場所に位置する本信号場。

行き違い設備のある下呂駅がすぐ近くにあるにも関わらず現役で使用されているのが不思議である。

帰ってから調べたところ、ここは元々貨物駅だったようだ。

これが妙な位置に信号場がある理由。

もう1つ。

下呂駅は2面3線で行き違いが可能なのだが、満線となりこの3線で捌ききれない時間帯があるらしい。

その際に本信号場で行き違いをする。

これが現役で使用されている理由。

 

ここも信号場内に踏切があり、場内を見学することができる。

ちなみに、高山本線の4信号場のうち、ここ少ヶ野信号場のみが1線スルー構造になっている。

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焼石側。

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下呂側。運良くワイドビューひだ同士の行き違いを見ることができた。

 

これにて高山本線信号場巡りは完了。

来た道を折り返すのも芸がないので、中津川を抜けて帰ることに。

途中、東白川村で村役場巡りも。

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役場前の風景。旅館(画像左)がある。

岐阜県で"白川"というと白川郷のある"白川村"を思い浮かべるかもしれないが、東白川村は全く別の場所。

岐阜県東部、下呂市中津川市を直線で結んだ中間くらいに位置する。

"つちのこ"の目撃証言が多いらしく、村のHPにも書かれている。

遭遇した時の対処法や"捕獲したら賞金100万円"なんて文章も。

https://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/syoukai/gaiyo/tsuchinoko/hiden/

 

東白川村からは中津川を経由してひたすら南下、新城ICから新東名に入り帰路に着く。

帰りも特別混雑はなく、順調に東京まで帰ることができた。

帰宅したのが23時頃。

3時出発なので、実働時間20時間ほど。

気軽に出かけると言いながら中々のハードスケジュールになるのは毎度のことだが、今回も例に漏れず丸1日しっかりと活動することに。

 

信号場巡りは石勝線に続いて今回が2回目。

鉄道マニアの中でもあまりメジャーな分野ではないかもしれないが、実際に行ってみると想像以上の面白さがある。

駅のように一般客が利用する設備ではないことから、地図上に表示されていなかったり、現地でも看板等が無かったりと、"探す"ところから楽しめるのも良さの1つかもしれない。

今後、是非他の路線でも行ってみたいものである。

ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その4)

前回投稿の続き。

7月25日(土)。

 

この日が旅行最終日。

最近、2泊以上の旅行をする場合、最終日の予定を立てずに行ってしまうことが多い。

特に北海道、札幌泊のあと夜の便で新千歳空港から帰るといった旅程の場合はこの傾向が強く、この日も特段これと言った予定を立てていなかった。

 

乗り放題きっぷなので、特急で少し遠出してみても良いかと考えてみたが、往復するとなるとあまり時間に余裕がないのと、鹿との衝突とかで列車が遅延した場合、最悪飛行機を逃してしまう可能性があることから、札幌千歳周辺で過ごすことに。

 

まずは昨日から引き続き、相良茉優さん縁の店巡り。

札幌場外市場にある"北のグルメ亭"へ。

この店は直接言及されていないが、"札幌場外市場でウニ丼を食べた"という発言とTwitterにアップされているウニ丼の画像から特定した。

器と盛り付け方から、ほぼ間違いないかと思う。

写真を見比べてから気付いたけれど、相良さんが食べたのは恐らくハーフサイズ。

https://twitter.com/MayuSgr/status/1214466628437463040

 

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当然、相良さんと同じくウニ丼を注文。

これはバフンウニ(のはず)。

一般的によく見るのはムラサキウニなので、バフンウニだと高級感がある。

(実際にバウンウニのほうが高い。)

違いはググるとたくさん出てくるので、気になったら調べてみてほしい。

占いで出てくるのがバフンウニ。

実際に会うのはムラサキウニ

 

お値段4950円は若干観光地価格かなという感想もあるが、まぁ美味しかったので良し。

ちなみに宿泊したホテルにて、札幌市内で使える3000円分のクーポン券を貰っており、これを使うことで実際には1950円でいただくことができた。

 

これで本旅行における"相良茉優さん縁の地巡り"は一通り終了。

本来はラーメン屋とジンギスカンも行く予定だったが、どちらも店がすすきのということで、情勢を鑑みて控えることとした。

 

その後は特にすることもなかったので、Aiba登別室蘭とAiba苫小牧、2つの場外馬券売り場をハシゴするチンパン行程を決行することに。

まずはAiba登別室蘭の最寄り駅、東室蘭へと向かう。

東室蘭でバスに乗り換えて向かうのだが、この乗り換え時間が3分。

そんなに大きい駅ではないことから、定刻通りならば十分間に合う計算だったが、1つ手前の登別で1分前後の遅れ。

通常であれば遅れというほどのものではないが、3分乗り換えとなるとこの1分が非常に大きい。

 

結局、東室蘭には2分少し遅れて到着。

列車を降りてダッシュでバス乗り場へ向かうも、ちょうど駅舎から出たところでバスは出発していった。

 

次のバスを待つと苫小牧に行けないこと、タクシーを使うにも少し距離があることから、Aiba登別室蘭の訪問は断念。

泣く泣く来た道を折り返して苫小牧へ。

 

Aiba苫小牧は駅北口のドン・キホーテ3階。

駅直結で雨の日でも濡れずに行くことができる。

旅行初日に訪れたAiba旭川もそうだったが、道営の場外馬券売り場は商業施設の中に入っているパターンが多いのかもしれない。

地方の場合、イオン併設とかだと便利かなと。

 

無事"苫小牧場外発売所"の文字が入った馬券を購入。

東室蘭で旅程が狂ったことから、ここで時間に余裕が出来てしまい、特に用事は無いけれど日高本線を往復することに。

これも乗り放題きっぷの恩恵。

 

苫小牧から約30分ほどで鵡川に到着。

本来は鵡川から先、様似まで繋がっているのだが、2016年の台風10号により不通となっており、つい先日鵡川~様似間の廃止が決定した。

是非一度乗ってみたい区間だったが、永遠に叶わぬことに。

岩手県岩泉線もそうだったが、ローカル区間は自然災害等による被害を受けるとそのまま廃止になってしまうので、乗りたいと思ったらすぐに行動しないといけない。

"優駿浪漫"の文字が記された車体も、もう二度と馬産地の中を行くことが無いと思うと寂しく見える。

 

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鵡川で時間があれば是非とも道の駅の喫茶店にも寄りたいところだったが、残念ながら10分弱で折り返し。

ここは門別競馬場から近いので、いずれまた来るだろう。

苫小牧で乗り換えて千歳へと向かう。

 

千歳といえば新千歳空港、旅行においては単なる経由地になりがちだが、千歳市出身の某女性声優さんのおかげで千歳を開拓する機会が増えた。

冒頭に書いた"千歳から帰る場合は最終日の予定を立てないことが多い"というのも、"とりあえず千歳に行けばいいや"という風潮が生んでいるような気がする。

 

今回は"生ラム モンゴル"というジンギスカンの店へ。

前々日は入れなかったのでリベンジ。

ここは1年前くらいに千歳で宿泊した際に見つけたお店。

調べると他にもジンギスカンの店はあるのだが、偶然入ったら当たりだったのでリピートすることに。

カウンター席があって1人でも入りやすい点も◎。

 

メニューは特上、上、並、主にこの3種類。

その他はサイドメニューが数種類くらい。

特上と上はラム肉特有の臭みが全くなく、苦手な人でも食べられそう。

ラム肉は値段によって味が顕著に変わるように思うので、安物で苦手意識を持った方は評判の良い店で再チャレンジしてみるとイメージが全然変わるかもしれない。

 

私自身は肉の臭みに全く抵抗が無く、むしろ好きなくらいなので、並のコスパも捨てがたい。

こちらは特上や上と比較すると"ラム肉"といった風味が少しだけ強い。

 

上記3種類の肉を1人前ずつにライスとドリンク1杯を付けてお値段3000円を少し超えるくらい。(野菜は最初の1皿は無料で付いてくる。)

実際に食べてみると中々のボリュームがあって大満足。

かなりコスパが良いように思う。

 

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夕飯を食べ終えたので新千歳空港に向かう。

北海道旅行の〆はやっぱり寿司に限る。

ということで空港内にある立ち食い寿司"五十七番寿し"へ。

おおよそ1貫300円~で割と高価だが味は間違いなし。

夕飯として行くと簡単に予算オーバーしてしまうので、毎回旅行の〆として夕飯後に行くようにしている。

 

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これにて北海道旅行は終了。

昨年末の帯広以来、約7ヶ月ぶりの北海道ということで、だいぶ久しぶりになってしまったが、その分より楽しめたように思う。

競馬もしくは女性声優のライブ以外の目的で遠出するのも久しぶりで、改めて純粋な鉄道旅行の良さを味わうこともできた。

"夏は北海道か東北 冬は東北か北海道"

やっぱり旅行は北上するのが最高だ。

ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その3)

前回投稿の続き。

7月24日(金)。

 

この日は新札幌から行動開始。

前日、本旅行の最大の目的を果たしたところで、2つ目の目的を果たしに行く。

快速エアポートに揺られること約50分で小樽に到着。

 

少し話題が逸れるが、この旅行では一部界隈で話題沸騰の"HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス"を利用している。

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Otoku/006417/

知らない方のために一応説明しておくと、特急の自由席を含む北海道内の列車が6日間乗り放題でお値段たったの12,000円という、期間限定の爆アドきっぷだ。

常時設定されている"北海道フリーパス"が7日間乗り放題で27,430円というと壊れっぷりがお分かりだろうか。

 

ちなみに、この"HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス"は指定席も4回まで利用することができる。

実際に使ってみた感想としては、時期にもよるが北海道の特急はあまり混んでいないことが多く、そうなると指定席も自由席も設備的には大差ない。(一部特急は座席が違ったりもするが。。。)

そこで指定席4回の使いどころとしてオススメだと感じたのが"快速エアポート"のUシート

この場合、普通席とUシートには設備的に大きな差があるためお得だ。

本旅行でも新札幌⇒小樽と札幌⇒千歳の2回利用した。

 

話を戻して、小樽到着後は路線バスに乗り換えて"おたる水族館"方面へ。

この"おたる水族館"は観光地としても人気なようで、路線バスは多数立ち客も出るくらいの賑わい。

札幌から近く、ちょこっと遊びに行くのにちょうどいいのだろう。

 

半島の山がちな地形を進むこと20~30分ほど、おたる水族館前に到着。

そのまま水族館に入館したいところだが、その前に腹ごしらえ。

水族館の近くにある"青塚食堂"に入店。

 

この旅行の2つ目の目的は相良茉優さん縁の地を巡ること。

知らない方のために一応説明しておくと、相良茉優さんはラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会中須かすみ役の女性声優だ。

https://twitter.com/mayusgr

この相良茉優さんが今年1月に北海道旅行をしており、その際に訪れた場所の1つが"青塚食堂"と"おたる水族館"なのだ。

 

ここまで来たからには当然同じメニューを注文するしかない…と意気込んでみたものの、問題はその量。

相良茉優さんが"青塚食堂"で食したメニューは以下の通り。

(Webラジオ「Lumina Charisのルミカリキュラム」にて本人談。)

・大漁定食

・焼き牡蠣

・焼きホッケ

・白子の天ぷら

・うにの刺身

・蟹(半杯)

 

金額もさることながら、量が半端じゃない。

大漁定食は特大のニシンと刺身等々がセットになった定食で、これだけでも普通の人ならば満足するボリューム。

流石に日和って、大漁定食にウニが付いた"豊漁定食"と"焼きホッケ"を注文して様子を見ることに。

 

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焼き魚が2つ見えているが、これで1人分。

特にニシンが特大で、凄いボリューム。

これを1人で食べるという経験は中々できないかも。

当然焼きホッケや刺身も流石は北海道、大満足の内容だった。

 

結局、最初に注文したのを食べ切ったところでギブアップ。

無理をすれば焼き牡蠣くらいならば行けそうな気もしたが、苦しい思いをしながら食べるのも違う気がしたので、ごちそうさま。

推定で私より3~4歳若いものの(相良茉優さんは年齢非公表)、女性がほぼ1人で食べ切ったというのだから、相良茉優さんの胃袋はどうなっているのだろうか。

胃袋を鍛えた上で再度チャレンジしたいところである。

 

食後はおたる水族館

思っていたより館内が広く、バスが来るまで約2時間ほどあったが、少し時間が足りないくらいだった。

これならば賑わっているのも納得かもしれない。

 

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相良茉優さんがTwitterにアップしていた場所で1枚。

https://twitter.com/MayuSgr/status/1225775981350150145

 

バスで小樽駅へ戻り、ここからは函館本線、通称"山線"の旅。

函館~札幌を結ぶ特急が多数走る室蘭本線に対して、こちらの山線は超ローカル区間

小樽~倶知安は本数もそこそこ走っているが、倶知安以西、特に蘭越長万部は上下合わせて1日9本のみの運行だ。

 

そんなローカル線ということで、わざわざ乗りに行かないと乗る機会が一生来ないような区間のため、せっかくの乗り放題きっぷ、この機会に乗っておくことに。

 

山線といえばキハ150形あたりが走っているイメージだったが、やって来たのは最新の電気式気動車H100形。

1両での運転ということもあるのか、小樽~倶知安は立ち客はいないものの、まずまず座席が埋まっていた。

 

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小気味良い揺れに身を委ねること約1時間半、後志地域の中心、倶知安に到着。

ここで一旦乗り換え。

次の列車までに少し時間があったため駅前に出てみたが、あまり人通りがなく静かな印象。

"パチンコドラゴン"の看板だけが目立ち、一層淋しさを強調しているのは地方都市あるあるか。

スキーリゾートで有名な街なので、冬に来ればまた印象が変わるかもしれない。

 

倶知安を出発すると、ここからは本格的な山岳区間

ニセコ町蘭越町黒松内町と山の中の路線をゆっくりと走っていく。

自分の周囲は観光客と思しき人のみ。

本数が少ないのも当然、日常的に利用される区間ではなさそうだ。

 

黒松内を過ぎると、最後の峠を越えて、噴火湾沿いの長万部へと下っていく。

倶知安から約1時間半ほどで長万部に到着。

これにて山線の旅は終了、後は新札幌の宿へと戻るのみだが、せっかくなので長万部名物"浜チャンポン"を食べに行く。

 

長万部駅から函館方面にタクシーで5分ほど、"三八飯店"へ。

ここは中ノ沢駅から近いが、本数が少ないためタクシーで移動。

 

昨年9月に長万部で泊まった際に訪れる予定だったが、不定休なのか店が閉まっており訪問が叶わなかった店。

約10ヶ月越しで浜チャンポンをいただくことができた。

 

たくさんあるメニューの中から、王道"塩味浜チャンポン"を注文。

麺が見えないほどのワカメの中に1匹丸ごとのイカ、ホタテ、ホッキ貝、エビ等々、海の幸が盛りだくさん。

"浜チャンポン"の名前に相応しい一品だ。

更に凄いのが、これだけ豪華な具にも関わらずお値段1,000円。

コスパ抜群。

タクシー代を払ってわざわざやって来たわけだが、これは大正解。

長万部町は人口5,000人程度の小さな町、それでいて店内は待ち客が出るほどの盛況ぶり。

観光客のみならず、地元客にも愛されるのも納得だ。

ちなみに、あんかけ焼きそばもボリュームたっぷりで人気らしい。

次に訪れた際には試してみたい。

 

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夕食の後、日も暮れ暗くなりつつある中、中ノ沢駅まで徒歩で移動。

中ノ沢駅普通列車が1日上下合わせて11本ほど停車する無人駅。

多数の特急が通るが、もちろん全て通過。

駅舎も北海道の無人駅でよく見られる、小屋のみのもの。

 

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駅に着いたのが19時半頃、夜が更けていく中、もし何らかの理由で普通列車が来なかったらと少し不安になりながらも、定刻通り列車が到着。

長万部まで1駅乗車し、特急北斗に乗り換え。

新札幌まで特急に揺られること約2時間、これでこの日の工程は終了。

 

札幌から山線で小樽、倶知安長万部まで、長万部から室蘭本線千歳線で札幌まで、ちょうど1周したような工程だが、宿に着いたのは22時半。

山線というと札幌近郊みたいなイメージもあるが、1日掛かりの工程だ。

長万部~札幌が特急で2時間というのもあり、改めて北海道の大きさを実感する1日だった。

 

つづく。

ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その2)

前回投稿のつづき。

7月23日(木)。

 

今回の旅行のメイン"ノースレインボーエクスプレス"に乗りに行く。

 

"ノースレインボーエクスプレス"はJR北海道のリゾート車両。

観光向けの車両ということで、見晴らしの良いハイデッカー構造と屋根部分まで掛かる大きな窓が特徴だ。

主に今回乗車する"フラノラベンダーエクスプレス"のような臨時列車として走っている。

 

そんな"ノースレインボーエクスプレス"だが、デビューが1992年、今年で28歳。

後継車両が今年完成予定で、今年度で引退と言われている。

小さい頃から本やビデオでお馴染みの車両だったが、これまで実際に乗ったことはなく、それならば廃車になる前にとのことで計画したのが今回の旅行だ。

 

この日は朝7時頃から始動。

まずはレンタカーで旭川から富良野を目指す。

乗車予定の列車は富良野16:51発だが、下り富良野行きが富良野着9:49ということで、せっかくならば1枚写真に収めておきたいと思い朝一で富良野入り。

 

撮影場所は富良野駅近くの踏切。

駅から近くお手軽ということでそこそこ有名らしい。

1時間前くらいに到着すると既に1人待機。

時間が近づくにつれ徐々に人が増え、最終的には5,6人ほどになっていた。

これでも休日にしては少ない方らしく、近くに陣取った同業者曰く1週間前は30人くらい集まっていたとか。

 

今回は臨時列車で一発勝負。

失敗したら恐らく次は無い。

構図を考えつつ待つこと1時間。

定刻より数分遅れて下り富良野行きの"フラノラベンダーエクスプレス"が通過。

 

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無事撮影に成功。

晴れていればもう少し引いて青空を広く含めた構図にしたかったが、ご覧のとおり曇りだったので車両をアップに。

 

これで目的の1つが完了。

富良野から隣町の芦別へ移動。

おおよそ1時間弱くらいで到着、11時だが少し早めの昼食に。

 

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昼食は芦別名物の"ガタタンラーメン"。

一般的なラーメンにも入る卵やナルト、その他野菜からホタテやイカといった海の幸、山菜のような山の幸まで具沢山。

スープはドロドロとしていて、あんかけラーメンのようなイメージ。

後から調べて知ったことだが、戦後に満州から引き揚げてきた人が中華料理をベースに作ったのがルーツらしい。(諸説あり)

"ガタタン"は漢字で書くと"含多湯"だとか。

 

今回いただいたのは"新宝来軒"というお店。

食べログで調べたところ一番評価が高かったのでこの店に。

芦別市内にはこの他にも"ガタタンラーメン"を提供している店があり、店によって具やスープの味が大きく変わるようだ。

次に訪れる機会があれば、他の店のラーメンも味わってみたい。

 

昼食の後は根室本線野花南駅に。

特に何があるわけでもないが、ヒグマの出没地として有名(?)なので少し寄ってみた。

もっと山の中にあるのかと思っていたが、駅前には集落もあり、頻繁にヒグマが出るようには思えなかった。

とはいえ念のため車からあまり離れないように行動。

数km離れた滝里ダムは目撃情報が多い場所なので、迷い込んでくるのかもしれない。

 

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次は根室本線沿いに富良野を越えて、2016年台風10号により不通となっている区間へ。

最初に幾寅駅。

映画"鉄道員(ぽっぽや)"の舞台でロケに使われたセットが残っている。

これを見に来るファンもいるようで、この日も観光客で賑わっていた。

 

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2駅目は落合駅

幾寅駅は不通になっても整備されているのに対し、こちらは完全に"野生"に返ってしまっている。

ほとんど廃線同様だ。

駅構内は立ち入り禁止になっているが、200mほど東に歩いたところにある歩道橋の上から駅構内の様子を伺うことが出来た。

 

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不通区間2駅の見学を終えて富良野駅に戻るとちょうどいい時間に。

今回の旅行のメイン、"ノースレインボーエクスプレス(フラノラベンダーエクスプレス)"に乗車。

根室本線内は観光用の臨時特急らしく、ローカル区間をノンビリと走っていたが、滝川から函館本線に入ると様相が一変。

旧型気動車とは思えない速さで幹線を快調に飛ばしていく。

この車両の最高速度は130km/h。

引退間際の気動車&リゾート特急用車両ということでイメージとのギャップが大きい。

 

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富良野を出てから約2時間ほどで終着札幌駅に到着。

同行者全員が乗り放題きっぷを持っていたこともあり、夕食のため千歳へ。

千歳でジンギスカンのはずだったが、短縮営業で間に合わず。

仕方ないので予定変更で北海道のハンバーグ・ステーキ屋チェーン"ヴィクトリアステーション"へ入店。

全国チェーン"ビッグボーイ"の系列らしい。

これまで入ったことなかったのでまぁこれはこれで。

 

この日の宿は"新さっぽろアークシティホテル"。

新札幌駅直結のため非常に便利だった。

ただそのおかげで新札幌に2泊したにも関わらず、駅から1歩も出なかった。

新札幌駅はあまり降りる機会も無いので、少し散策すればよかったかなと。

 

これで2日目は終了。

つづく。