ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その4)
前回投稿の続き。
7月25日(土)。
この日が旅行最終日。
最近、2泊以上の旅行をする場合、最終日の予定を立てずに行ってしまうことが多い。
特に北海道、札幌泊のあと夜の便で新千歳空港から帰るといった旅程の場合はこの傾向が強く、この日も特段これと言った予定を立てていなかった。
乗り放題きっぷなので、特急で少し遠出してみても良いかと考えてみたが、往復するとなるとあまり時間に余裕がないのと、鹿との衝突とかで列車が遅延した場合、最悪飛行機を逃してしまう可能性があることから、札幌千歳周辺で過ごすことに。
まずは昨日から引き続き、相良茉優さん縁の店巡り。
札幌場外市場にある"北のグルメ亭"へ。
この店は直接言及されていないが、"札幌場外市場でウニ丼を食べた"という発言とTwitterにアップされているウニ丼の画像から特定した。
器と盛り付け方から、ほぼ間違いないかと思う。
写真を見比べてから気付いたけれど、相良さんが食べたのは恐らくハーフサイズ。
(https://twitter.com/MayuSgr/status/1214466628437463040)
当然、相良さんと同じくウニ丼を注文。
これはバフンウニ(のはず)。
一般的によく見るのはムラサキウニなので、バフンウニだと高級感がある。
(実際にバウンウニのほうが高い。)
違いはググるとたくさん出てくるので、気になったら調べてみてほしい。
占いで出てくるのがバフンウニ。
実際に会うのはムラサキウニ。
お値段4950円は若干観光地価格かなという感想もあるが、まぁ美味しかったので良し。
ちなみに宿泊したホテルにて、札幌市内で使える3000円分のクーポン券を貰っており、これを使うことで実際には1950円でいただくことができた。
これで本旅行における"相良茉優さん縁の地巡り"は一通り終了。
本来はラーメン屋とジンギスカンも行く予定だったが、どちらも店がすすきのということで、情勢を鑑みて控えることとした。
その後は特にすることもなかったので、Aiba登別室蘭とAiba苫小牧、2つの場外馬券売り場をハシゴするチンパン行程を決行することに。
まずはAiba登別室蘭の最寄り駅、東室蘭へと向かう。
東室蘭でバスに乗り換えて向かうのだが、この乗り換え時間が3分。
そんなに大きい駅ではないことから、定刻通りならば十分間に合う計算だったが、1つ手前の登別で1分前後の遅れ。
通常であれば遅れというほどのものではないが、3分乗り換えとなるとこの1分が非常に大きい。
結局、東室蘭には2分少し遅れて到着。
列車を降りてダッシュでバス乗り場へ向かうも、ちょうど駅舎から出たところでバスは出発していった。
次のバスを待つと苫小牧に行けないこと、タクシーを使うにも少し距離があることから、Aiba登別室蘭の訪問は断念。
泣く泣く来た道を折り返して苫小牧へ。
Aiba苫小牧は駅北口のドン・キホーテ3階。
駅直結で雨の日でも濡れずに行くことができる。
旅行初日に訪れたAiba旭川もそうだったが、道営の場外馬券売り場は商業施設の中に入っているパターンが多いのかもしれない。
地方の場合、イオン併設とかだと便利かなと。
無事"苫小牧場外発売所"の文字が入った馬券を購入。
東室蘭で旅程が狂ったことから、ここで時間に余裕が出来てしまい、特に用事は無いけれど日高本線を往復することに。
これも乗り放題きっぷの恩恵。
苫小牧から約30分ほどで鵡川に到着。
本来は鵡川から先、様似まで繋がっているのだが、2016年の台風10号により不通となっており、つい先日鵡川~様似間の廃止が決定した。
是非一度乗ってみたい区間だったが、永遠に叶わぬことに。
岩手県の岩泉線もそうだったが、ローカル区間は自然災害等による被害を受けるとそのまま廃止になってしまうので、乗りたいと思ったらすぐに行動しないといけない。
"優駿浪漫"の文字が記された車体も、もう二度と馬産地の中を行くことが無いと思うと寂しく見える。
鵡川で時間があれば是非とも道の駅の喫茶店にも寄りたいところだったが、残念ながら10分弱で折り返し。
ここは門別競馬場から近いので、いずれまた来るだろう。
苫小牧で乗り換えて千歳へと向かう。
千歳といえば新千歳空港、旅行においては単なる経由地になりがちだが、千歳市出身の某女性声優さんのおかげで千歳を開拓する機会が増えた。
冒頭に書いた"千歳から帰る場合は最終日の予定を立てないことが多い"というのも、"とりあえず千歳に行けばいいや"という風潮が生んでいるような気がする。
今回は"生ラム モンゴル"というジンギスカンの店へ。
前々日は入れなかったのでリベンジ。
ここは1年前くらいに千歳で宿泊した際に見つけたお店。
調べると他にもジンギスカンの店はあるのだが、偶然入ったら当たりだったのでリピートすることに。
カウンター席があって1人でも入りやすい点も◎。
メニューは特上、上、並、主にこの3種類。
その他はサイドメニューが数種類くらい。
特上と上はラム肉特有の臭みが全くなく、苦手な人でも食べられそう。
ラム肉は値段によって味が顕著に変わるように思うので、安物で苦手意識を持った方は評判の良い店で再チャレンジしてみるとイメージが全然変わるかもしれない。
私自身は肉の臭みに全く抵抗が無く、むしろ好きなくらいなので、並のコスパも捨てがたい。
こちらは特上や上と比較すると"ラム肉"といった風味が少しだけ強い。
上記3種類の肉を1人前ずつにライスとドリンク1杯を付けてお値段3000円を少し超えるくらい。(野菜は最初の1皿は無料で付いてくる。)
実際に食べてみると中々のボリュームがあって大満足。
かなりコスパが良いように思う。
夕飯を食べ終えたので新千歳空港に向かう。
北海道旅行の〆はやっぱり寿司に限る。
ということで空港内にある立ち食い寿司"五十七番寿し"へ。
おおよそ1貫300円~で割と高価だが味は間違いなし。
夕飯として行くと簡単に予算オーバーしてしまうので、毎回旅行の〆として夕飯後に行くようにしている。
これにて北海道旅行は終了。
昨年末の帯広以来、約7ヶ月ぶりの北海道ということで、だいぶ久しぶりになってしまったが、その分より楽しめたように思う。
競馬もしくは女性声優のライブ以外の目的で遠出するのも久しぶりで、改めて純粋な鉄道旅行の良さを味わうこともできた。
"夏は北海道か東北 冬は東北か北海道"
やっぱり旅行は北上するのが最高だ。
ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その3)
前回投稿の続き。
7月24日(金)。
この日は新札幌から行動開始。
前日、本旅行の最大の目的を果たしたところで、2つ目の目的を果たしに行く。
快速エアポートに揺られること約50分で小樽に到着。
少し話題が逸れるが、この旅行では一部界隈で話題沸騰の"HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス"を利用している。
(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Otoku/006417/)
知らない方のために一応説明しておくと、特急の自由席を含む北海道内の列車が6日間乗り放題でお値段たったの12,000円という、期間限定の爆アドきっぷだ。
常時設定されている"北海道フリーパス"が7日間乗り放題で27,430円というと壊れっぷりがお分かりだろうか。
ちなみに、この"HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス"は指定席も4回まで利用することができる。
実際に使ってみた感想としては、時期にもよるが北海道の特急はあまり混んでいないことが多く、そうなると指定席も自由席も設備的には大差ない。(一部特急は座席が違ったりもするが。。。)
そこで指定席4回の使いどころとしてオススメだと感じたのが"快速エアポート"のUシート。
この場合、普通席とUシートには設備的に大きな差があるためお得だ。
本旅行でも新札幌⇒小樽と札幌⇒千歳の2回利用した。
話を戻して、小樽到着後は路線バスに乗り換えて"おたる水族館"方面へ。
この"おたる水族館"は観光地としても人気なようで、路線バスは多数立ち客も出るくらいの賑わい。
札幌から近く、ちょこっと遊びに行くのにちょうどいいのだろう。
半島の山がちな地形を進むこと20~30分ほど、おたる水族館前に到着。
そのまま水族館に入館したいところだが、その前に腹ごしらえ。
水族館の近くにある"青塚食堂"に入店。
この旅行の2つ目の目的は相良茉優さん縁の地を巡ること。
知らない方のために一応説明しておくと、相良茉優さんはラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、中須かすみ役の女性声優だ。
この相良茉優さんが今年1月に北海道旅行をしており、その際に訪れた場所の1つが"青塚食堂"と"おたる水族館"なのだ。
ここまで来たからには当然同じメニューを注文するしかない…と意気込んでみたものの、問題はその量。
(Webラジオ「Lumina Charisのルミカリキュラム」にて本人談。)
・大漁定食
・焼き牡蠣
・焼きホッケ
・白子の天ぷら
・うにの刺身
・蟹(半杯)
金額もさることながら、量が半端じゃない。
大漁定食は特大のニシンと刺身等々がセットになった定食で、これだけでも普通の人ならば満足するボリューム。
流石に日和って、大漁定食にウニが付いた"豊漁定食"と"焼きホッケ"を注文して様子を見ることに。
焼き魚が2つ見えているが、これで1人分。
特にニシンが特大で、凄いボリューム。
これを1人で食べるという経験は中々できないかも。
当然焼きホッケや刺身も流石は北海道、大満足の内容だった。
結局、最初に注文したのを食べ切ったところでギブアップ。
無理をすれば焼き牡蠣くらいならば行けそうな気もしたが、苦しい思いをしながら食べるのも違う気がしたので、ごちそうさま。
推定で私より3~4歳若いものの(相良茉優さんは年齢非公表)、女性がほぼ1人で食べ切ったというのだから、相良茉優さんの胃袋はどうなっているのだろうか。
胃袋を鍛えた上で再度チャレンジしたいところである。
食後はおたる水族館。
思っていたより館内が広く、バスが来るまで約2時間ほどあったが、少し時間が足りないくらいだった。
これならば賑わっているのも納得かもしれない。
(https://twitter.com/MayuSgr/status/1225775981350150145)
函館~札幌を結ぶ特急が多数走る室蘭本線に対して、こちらの山線は超ローカル区間。
小樽~倶知安は本数もそこそこ走っているが、倶知安以西、特に蘭越~長万部は上下合わせて1日9本のみの運行だ。
そんなローカル線ということで、わざわざ乗りに行かないと乗る機会が一生来ないような区間のため、せっかくの乗り放題きっぷ、この機会に乗っておくことに。
山線といえばキハ150形あたりが走っているイメージだったが、やって来たのは最新の電気式気動車H100形。
1両での運転ということもあるのか、小樽~倶知安は立ち客はいないものの、まずまず座席が埋まっていた。
小気味良い揺れに身を委ねること約1時間半、後志地域の中心、倶知安に到着。
ここで一旦乗り換え。
次の列車までに少し時間があったため駅前に出てみたが、あまり人通りがなく静かな印象。
"パチンコドラゴン"の看板だけが目立ち、一層淋しさを強調しているのは地方都市あるあるか。
スキーリゾートで有名な街なので、冬に来ればまた印象が変わるかもしれない。
ニセコ町、蘭越町、黒松内町と山の中の路線をゆっくりと走っていく。
自分の周囲は観光客と思しき人のみ。
本数が少ないのも当然、日常的に利用される区間ではなさそうだ。
黒松内を過ぎると、最後の峠を越えて、噴火湾沿いの長万部へと下っていく。
これにて山線の旅は終了、後は新札幌の宿へと戻るのみだが、せっかくなので長万部名物"浜チャンポン"を食べに行く。
長万部駅から函館方面にタクシーで5分ほど、"三八飯店"へ。
ここは中ノ沢駅から近いが、本数が少ないためタクシーで移動。
昨年9月に長万部で泊まった際に訪れる予定だったが、不定休なのか店が閉まっており訪問が叶わなかった店。
約10ヶ月越しで浜チャンポンをいただくことができた。
たくさんあるメニューの中から、王道"塩味浜チャンポン"を注文。
麺が見えないほどのワカメの中に1匹丸ごとのイカ、ホタテ、ホッキ貝、エビ等々、海の幸が盛りだくさん。
"浜チャンポン"の名前に相応しい一品だ。
更に凄いのが、これだけ豪華な具にも関わらずお値段1,000円。
コスパ抜群。
タクシー代を払ってわざわざやって来たわけだが、これは大正解。
長万部町は人口5,000人程度の小さな町、それでいて店内は待ち客が出るほどの盛況ぶり。
観光客のみならず、地元客にも愛されるのも納得だ。
ちなみに、あんかけ焼きそばもボリュームたっぷりで人気らしい。
次に訪れた際には試してみたい。
夕食の後、日も暮れ暗くなりつつある中、中ノ沢駅まで徒歩で移動。
中ノ沢駅は普通列車が1日上下合わせて11本ほど停車する無人駅。
多数の特急が通るが、もちろん全て通過。
駅舎も北海道の無人駅でよく見られる、小屋のみのもの。
駅に着いたのが19時半頃、夜が更けていく中、もし何らかの理由で普通列車が来なかったらと少し不安になりながらも、定刻通り列車が到着。
長万部まで1駅乗車し、特急北斗に乗り換え。
新札幌まで特急に揺られること約2時間、これでこの日の工程は終了。
札幌から山線で小樽、倶知安、長万部まで、長万部から室蘭本線と千歳線で札幌まで、ちょうど1周したような工程だが、宿に着いたのは22時半。
山線というと札幌近郊みたいなイメージもあるが、1日掛かりの工程だ。
長万部~札幌が特急で2時間というのもあり、改めて北海道の大きさを実感する1日だった。
つづく。
ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その2)
前回投稿のつづき。
7月23日(木)。
今回の旅行のメイン"ノースレインボーエクスプレス"に乗りに行く。
"ノースレインボーエクスプレス"はJR北海道のリゾート車両。
観光向けの車両ということで、見晴らしの良いハイデッカー構造と屋根部分まで掛かる大きな窓が特徴だ。
主に今回乗車する"フラノラベンダーエクスプレス"のような臨時列車として走っている。
そんな"ノースレインボーエクスプレス"だが、デビューが1992年、今年で28歳。
後継車両が今年完成予定で、今年度で引退と言われている。
小さい頃から本やビデオでお馴染みの車両だったが、これまで実際に乗ったことはなく、それならば廃車になる前にとのことで計画したのが今回の旅行だ。
この日は朝7時頃から始動。
乗車予定の列車は富良野16:51発だが、下り富良野行きが富良野着9:49ということで、せっかくならば1枚写真に収めておきたいと思い朝一で富良野入り。
撮影場所は富良野駅近くの踏切。
駅から近くお手軽ということでそこそこ有名らしい。
1時間前くらいに到着すると既に1人待機。
時間が近づくにつれ徐々に人が増え、最終的には5,6人ほどになっていた。
これでも休日にしては少ない方らしく、近くに陣取った同業者曰く1週間前は30人くらい集まっていたとか。
今回は臨時列車で一発勝負。
失敗したら恐らく次は無い。
構図を考えつつ待つこと1時間。
定刻より数分遅れて下り富良野行きの"フラノラベンダーエクスプレス"が通過。
無事撮影に成功。
晴れていればもう少し引いて青空を広く含めた構図にしたかったが、ご覧のとおり曇りだったので車両をアップに。
これで目的の1つが完了。
おおよそ1時間弱くらいで到着、11時だが少し早めの昼食に。
昼食は芦別名物の"ガタタンラーメン"。
一般的なラーメンにも入る卵やナルト、その他野菜からホタテやイカといった海の幸、山菜のような山の幸まで具沢山。
スープはドロドロとしていて、あんかけラーメンのようなイメージ。
後から調べて知ったことだが、戦後に満州から引き揚げてきた人が中華料理をベースに作ったのがルーツらしい。(諸説あり)
"ガタタン"は漢字で書くと"含多湯"だとか。
今回いただいたのは"新宝来軒"というお店。
食べログで調べたところ一番評価が高かったのでこの店に。
芦別市内にはこの他にも"ガタタンラーメン"を提供している店があり、店によって具やスープの味が大きく変わるようだ。
次に訪れる機会があれば、他の店のラーメンも味わってみたい。
昼食の後は根室本線野花南駅に。
特に何があるわけでもないが、ヒグマの出没地として有名(?)なので少し寄ってみた。
もっと山の中にあるのかと思っていたが、駅前には集落もあり、頻繁にヒグマが出るようには思えなかった。
とはいえ念のため車からあまり離れないように行動。
数km離れた滝里ダムは目撃情報が多い場所なので、迷い込んでくるのかもしれない。
次は根室本線沿いに富良野を越えて、2016年台風10号により不通となっている区間へ。
最初に幾寅駅。
映画"鉄道員(ぽっぽや)"の舞台でロケに使われたセットが残っている。
これを見に来るファンもいるようで、この日も観光客で賑わっていた。
2駅目は落合駅。
幾寅駅は不通になっても整備されているのに対し、こちらは完全に"野生"に返ってしまっている。
ほとんど廃線同様だ。
駅構内は立ち入り禁止になっているが、200mほど東に歩いたところにある歩道橋の上から駅構内の様子を伺うことが出来た。
不通区間2駅の見学を終えて富良野駅に戻るとちょうどいい時間に。
今回の旅行のメイン、"ノースレインボーエクスプレス(フラノラベンダーエクスプレス)"に乗車。
根室本線内は観光用の臨時特急らしく、ローカル区間をノンビリと走っていたが、滝川から函館本線に入ると様相が一変。
旧型気動車とは思えない速さで幹線を快調に飛ばしていく。
この車両の最高速度は130km/h。
引退間際の気動車&リゾート特急用車両ということでイメージとのギャップが大きい。
富良野を出てから約2時間ほどで終着札幌駅に到着。
同行者全員が乗り放題きっぷを持っていたこともあり、夕食のため千歳へ。
千歳でジンギスカンのはずだったが、短縮営業で間に合わず。
仕方ないので予定変更で北海道のハンバーグ・ステーキ屋チェーン"ヴィクトリアステーション"へ入店。
全国チェーン"ビッグボーイ"の系列らしい。
これまで入ったことなかったのでまぁこれはこれで。
この日の宿は"新さっぽろアークシティホテル"。
新札幌駅直結のため非常に便利だった。
ただそのおかげで新札幌に2泊したにも関わらず、駅から1歩も出なかった。
新札幌駅はあまり降りる機会も無いので、少し散策すればよかったかなと。
これで2日目は終了。
つづく。
ノースレインボーエクスプレスと相良茉優を巡る冒険(その1)
先週の4連休で3泊4日北海道に行ってきた。
本来ならば東京オリンピックの開会式が行われる予定だった日程。
予定通りに開催されていれば飛行機もホテルも高騰、とても旅行に行けるような状況ではなかっただろう。
この場合は"禍を転じて福と為す"と言って良いものだろうか、奇しくもオリンピックが中止になったことで充実の4連休となった。
ちなみに"スポーツの日"は本来10月の"体育の日"を今年に限り7月に移動させたもの。
このおかげで南部杯が平日開催になっているのは競馬ファンにとっては"禍"だろう。
旅の始まりは22日羽田空港から。
この日は有給休暇を取得して夕方の飛行機で旭川へ。
緊急事態宣言が明けて以降、車で天理や福島へ行ったりと、小旅行はしていたものの、飛行機に乗るような旅行は2月の北九州以来、約5か月ぶり。
最悪午後休でも大丈夫なよう夕方の便にしたが、久々の旅行で落ち着かず、だいぶ早く空港へ行ってしまったので、もっと早い便にすれば良かったと少し後悔。
天気が良くなかった影響か、気流の影響なのか、揺れが激しかったが、旭川空港には定刻通り到着。
到着後はレンタカーを借りて、最初の目的地"Aiba旭川"(場外馬券売り場)へ。
飛行機の到着が19:25、一方で門別競馬場の最終レースが20:35。
空港から市街地が20~30分くらいのため、レンタカーの手続き等考慮するとギリギリかなと思っていたが、飛行機が定刻だったのと道が空いていたお陰で余裕で間に合った。
門別競馬場は無観客開催が続いているものの、ホッカイドウ競馬の場外馬券売り場は営業が再開されていて、久々に紙の馬券を購入。
場内はガラガラ。
以前"Aiba釧路"を訪れた際は地元のお爺ちゃんたちで賑わっていたが、その時は休日でJRAの開催があった日。
地方競馬開催日で重賞も無いとなればこんなものなのだろう。
お目当てだった門別最終レースは1番人気→2番人気→3番人気のガチガチ決着。
家ならばこんな買い目買っていなかった気もするが、旅打ちでは賭け方が大胆になる法則。
三連単2点買いだったのでまずまずの配当に。
旅打ちで大胆に賭けて良いほうに転んだ試しはあまり無かったが、珍しく幸いした。
さて、競馬の後は勝っても負けても寿司、これは鉄板。
北海道ともなれば尚更だ。
ということで"北々亭旭川店"へ。
道内5店舗を構える、いわゆる"地場系回転寿司"だ。
食べログの評価も高かったので期待して訪れたが期待通りの内容。
やっぱり北海道の寿司は最高、これは大当たり。
もっとも北海道の地場系回転寿司で外れた試しが無いわけだが。
北海道入りが夜だったこともあり、競馬やって寿司を食べ終えると22時。
翌日の出発が早いということで投宿。
これまであまり泊まることがなかったが(宇部で2泊のみ?)、綺麗で大浴場がある、"廉価版ドーミーイン"的なイメージなので今後はもっと積極的に使っていこうと思う。
これにて初日は終了。
ノースレインボー要素も相良茉優要素も無かったが、一気に書くと長くなってしまうので、その話はまた後日。。。
【村役場巡り】福島県泉崎村【2020/07/04】
以前よりTwitterを見てもらっている方は知っているかもしれないが、約4年前から全国の村役場を訪問する「村役場巡り」を行っている。
巡るにあたって、何をもって訪問完了とするか。
Google等で検索してみると、やはり役所巡りを行っている方々も少ないながら存在するようで、訪問の証として広域交付住民票を発行してもらうといったものも見られたが、これを始めると役場が開いている平日の昼間にしか訪問できず、一気に難易度が上がってしまう。
以上の理由から、外観の写真を撮ってswarmでチェックインすることで「訪問完了」としている。
キッカケは4年前、群馬県に日帰り電車旅行に行った際のこと。
この大前駅は吾妻線の終点で他の接続路線もなく、来た列車で折り返すしかないのだが、その列車の出発まで数十分ほどの余裕があったことから、駅前の散策をすることに。
写真は4年前に大前駅で撮ったものだが、この通り駅周辺はこれと言ったものが無く、何となく近くにあった嬬恋村役場に行ってみた。
この嬬恋村役場で何かあったわけでもないのだが、何となく村役場を巡ってみるのもアリかもしれない、そんな風に思ったのがキッカケだ。
そんな何となくの連続で始めた村役場巡りだが、始めて良かったと心から思うことが1つ。
今まで行こうと思わなかった場所に行く理由になること。
全国にはたくさんの街があって、たくさんの観光地があって。
そんなたくさんある土地の中には一生行かない場所もあって。
実は素敵な場所なのに存在すら知らないままの場所もあって。
そんな、自分にとって無縁だった土地を訪問する理由になるのが一番良いところだと思っている。
たくさんの行ってみたい場所がある中で「この村に行かなきゃ」という義務感が生じる。
一生知らないままかもしれなかった場所を知ることが出来る。
村役場を通した「知らない土地との出会い」が一番の魅力なのだ。
前置きが長くなってしまったが、先日福島県泉崎村に行ってきた。(184村中99番目)
泉崎村は福島県中通りの南部にある人口6,223人ほどの村だ。
村内を国道4号が縦断していることから工場の立地が多いよう。
今回、役場へのアプローチも国道4号からとなったが、国道から役場へと繋がる県道がまさに東北といった雰囲気。
夕方暗くなってからの訪問だったことから余計に強く感じたのかもしれないが、鬱蒼とした木々に覆われた道の先に出てくる泉崎村役場。
「みちのく」という言葉が相応しい。
辿り着いた村役場は新しかった。
どうやら2016年に建てられた新庁舎のようだ。
現在、村として独立したまま残っているところは大体金持ちなんだななんて思いながら庁舎を眺めていた。
わからないと思うが、雰囲気は長野県の朝日村に似ているなとも感じた。
(余談だが、この朝日村はファミリーマート併設型の村役場でとても印象に残っている。)
今回は時間が遅かったのと、変にウロウロしていると(時節柄からも)通報されかねないので、写真だけ撮って速やかに村を後にしたが、本当は観光なり食事なりできれば良かったなと思う。
まぁこの辺りはまだ行っていない村も多く、いずれ訪問する機会があるだろうから、その時の楽しみとして取っておくことに、と自分に言い聞かせて。
旅においては"目的を全て達成しない"というのも悪くない。
また訪問する理由になるのだから。
函館スプリントステークス(スポーツ新聞のコラム風)
先週から引き続き、今週も春のG1開催の谷間。
翌週に春のグランプリ宝塚記念を控えて、"休息期間"としている人も多いのだろうか。
二冠が懸ったオークス、ダービーに豪華メンバーの安田記念、無観客ながら各々大いに盛り上がったことだろう。
そんな熱戦からグランプリまでの2週間、英気を養うための期間と捉えるのも妥当なところかもしれない。
しかしながら今週の重賞は中々アツい。
ダートの3歳戦。
3歳のダート戦線はレースが少ないということもあって、毎年将来有望な素質馬が集結する。
ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴ、ワイドファラオ…過去5年の勝ち馬は皆G1馬。
3歳ダートの頂上決戦(第1弾)と言っても過言ではない。
そしてもう1つの重賞。
先週開幕した北の大地函館競馬場で行われる函館スプリントステークス。
土地柄から放牧ついでに出走する馬が多いからか、はたまた単純に出走するレースが少ないからか、こちらもローカル開催のG3にしてはG1でも上位を争えるクラスの出走が多いような気がする。
一昨年の1番人気は同年高松宮記念3着だったナックビーナス、勝ち馬はG1馬セイウンコウセイ。
昨年は後にスプリンターズステークスを勝つタワーオブロンドンが出走。
函館の地で行われる実力馬揃いの電撃戦、このレースを楽しみにしているのも私だけではないはずだ。
思い入れというほど大層なものでもないが、このレースには少し縁を感じるような部分もある。
一昨年、競馬を始めて間もない私が、一週間悩みに悩んで選んだ10番人気ヒルノデイバローが2着に好走するも、セイウンコウセイを抑えてなく、万馬券を取り逃したこと。
昨年、数か月前から予定を立てて函館に乗り込むも、薬物の一件により大量の出走取消。
本命対抗予定だったダノンスマッシュとライトオンキューも出走ならず。
傍から見れば大した話ではないが、年間のうちいくつかは、"自分にとっては少しだけ特別なレース"というのもあるだろう。
そんな自分だけの思い出を重ねていくというのも競馬の楽しみ方の1つだ。
さて、今年の函館スプリントステークス。
高松宮記念3着のダイアトニックを筆頭に、やはり今年も面白いメンバーが集まった。
1年越しの忘れ物を取り返すべく、ライトオンキューが本命。
短距離戦ならばゴドルフィン。
過去1200mで先着を許したのはダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、リナーテの3頭のみ。
スプリンターとしての素質は相当なものがありそうだ。
来年は現地で観戦できることを願いつつ、1分少々のドラマを存分に楽しみたい。
美味いラーメン屋の屋台
関東圏に住んでいる人からすれば、中学や高校の地理で宗教都市の代表例として出てきたのを思い出すか、もしくは全くの初耳か、そのくらいの認知度だろうか。
ここでは詳しく書かないが、天理教の名を冠するだけあって、市の中心部には天理教関連施設が集中しており、その街並みはまるで異世界。
このクラスの宗教都市は国内だと天理市のみ、日本離れした建築物が立ち並ぶ様は一見の価値がある。
そんな天理市の名物の1つに"天理ラーメン"がある。
関東のコンビニ等でもカップ麺として売っているので、存在を知っている人も多いかもしれない。
ニンニクの効いた醤油味ベースのピリ辛スタミナラーメンだ。
具には白菜やニラがたっぷりと入っている。
この天理ラーメンは天理市内に2系列の店舗がある。
天理スタミナラーメン(通称"天スタ")と彩華ラーメン(通称"サイカ")。
どちらの系列も上記の内容は概ね同じだが、スープの味や具に差があるので、天理を訪れる際は味比べしてみるのも良い。
ここからは好みの話になってしまうが、個人的には上記2系列のうち"サイカ"の屋台がお気に入りである。
プライスカットというスーパーの駐車場にて営業している屋台だが、味もさることながら、ラーメンを食べる環境が堪らない。
休みの日に明るいうちから外で食べるラーメン、これほど幸せなものはない。
かれこれ3回ほど訪問しているが、関西圏を観光した後、夕涼みがてらの1杯が格別なのだ。
ドライブで関東を金曜日夜に出発、土曜日夕方まで観光した後、帰る前に…なんてプランを立てるにもピッタリなので、興味のある人は一度足を運んでみてはいかがだろう。